代表プロフィール
「坪70万円の家が、暑くて寒い・・・」これでは「なぜ?」ってなりますよね。
私は元々ハウスメーカーで営業をやってました。
簿記会計の専門学校教員から、住宅会社の営業へ転職を決心したのは29歳のときでした。
スタートは長崎で、その後福岡に戻った直後に自社で自宅を建設。
「一生に一度の・・・」との思いで、デザイン・間取りに時間を掛け、設備選択には当時の高級グレード仕様を使いました。
夜景の楽しめる2階大開口リビングにミニシアターや勾配天井・坪庭の楽しめる浴室、etc ・・・。
しかし・・・・実際に住んでみると、求めていた住み心地とはかけ離れた「暑くて寒い」家だったのです。
夏は輻射熱でいつまでも暑く、冬は高断熱のはずが底冷えが激しいのです。
「・・・なぜだろう・・・。」
ハイグレードの樹脂複合サッシ、ペアガラス、24時間換気システム、陶器瓦、等々・・・万全のはずでした。
当時、自社推奨するオプション部材をふんだんに使用し、もっと快適な生活を想像していましたので、何だか
裏切られたような複雑な感情が湧いてきたのを覚えています。
「お客様にすすめていたのはこんな家だったのか・・・」
「大手ハウスメーカーなのに、性能がこの程度とは」・・・
当時のお客様には大変申し訳ないことですが、私は本社から発信される社内資料を鵜呑みにして信じきっていました。
それを何の疑いもなくおすすめしていたわけです…。
なぜこんな事になるのか…いくつも理由があげられますが、まずは商品開発のあり方があげられると思います。
開発ハウスメーカーの優秀な本部商品開発スタッフは都市圏に住んでいる方ばかりです。
土地代が高いので、住まいはマンションが多く、自社住宅で生活した経験が圧倒的に少ない状態での企画や開発が大半なのです。
それに開発スタッフ自らが、ご入居者から直接意見を伺う仕組みがなかったのも問題だったかもしれません。
失望した自宅建設を機に「もっと真摯に向き合おう」
失望を機に、お客様への反省の気持ちも込めて、本社から与えられた情報を見直しました。
疑問を払拭する為始めたその後の勉強で、高性能部材を採用しただけではダメだという事も明確になりました。
「納まり」や「施工のレベル」も重要なのです。
総合的な家づくりをしなければ、快適な住宅はできません。
またその構造では、基本的性能に限界があったことも、自ら建てて生活することで初めて分かりました。
お客様に対して、夏の異常な暑さについては、当時の設計担当者が、「戸建住宅の2階はどこも暑いですよ」って説明してましたので、私も鵜呑みにしてました…すみません。。。
(この酷暑については「屋根通気の『排熱』にも大きな原因があります。・・・勉強会ではわかりやすくご説明しています)
結果的に高い授業料を払ったことになりましたが、実生活で体験できたことは、私のその後の家づくりの姿勢に大きな影響を与えました。
なぜこんなにも多くの利益をいただかなければならないの?
自宅は築5年で売却しましたが当時の相場から値下げせずに売れたのは、ハウスメーカーで建てたメリットだったのかもしれません。
でも皆さんは売却する前提で自宅を建てられませんよね…。
私はその後、知名度の高い2×4ハウスメーカーに先輩の誘いで転職。
ブランド力とデザイン性は抜群でしたが、価格が高かった!
「でも同じ工法で価格を抑えた会社は多いのに…」
「ここも芸能人のTV CMで広告費もかかるし仕方がないか…」
ここでもハウスメーカーならではのジレンマを感じていました。
考えてみれば、大手ほど多くの社員が関わり、その高い人件費や、
高額な事務所テナント料、展示場運営費等々(具体的な驚きの金額は
無料勉強会でお伝えします)莫大な経費がかかりますので、
「建てていただくお施主さんから多くの利益をいただかなければ、会社運営は成り立たない」わけです。
(悪意があって多くの利益をいただいているわけではなく、組織上仕方がないんです…)
企業人として、営業マンとして、利益を出すことは当然です。
会社が存続しなければ、ご入居者へも迷惑をかけることになります。
しかし…経営効率を過度に優先した販売や工事の前倒しなど、私は多くの疑問を感じていました。
「性能や耐久性等内容をよく吟味せず、設備メーカーからの「販売報奨金」だけのために、本社が採用している設備等も多い」ということを、退職していった仲間から教えてもらった時にはあきれてしまいました。
また、利益確保が簡単で、打ち合わせ経費もカットできる「企画住宅」や「建売住宅」は経営効率は良いですが、私には「???」でした。
「人生で一番高い買い物である住宅なのに、『企画』や『建売』でほんとにお客様はいいのかな?」
「結局は会社にとって都合がいいだけじゃないの?」
毎週、会議で事前打ち合わせをする「セールストークマニュアル」も徐々に違和感を感じていました。
そのころから、地元密着で実直に取り組んでいらっしゃる住宅会社や工務店の方々の話を、真剣に聞くようになりました。
研究すればするほど、「大手はお客様からいただく利益をムダなところに使っているような感覚」が強くなっていくんですね。
先ほどお伝えした、事務所テナント料や展示場費用、その他にも勉強会でしか言えない高額な経費がたくさんあります。
私はいつしか会社の方ばかり向いて仕事をしている事に我慢ができなくなりました。
なのでその後、経営幹部から指示された「売上前倒し」には協力しませんでした。
九州全域で僅か数人だけでしたので、後々は大変でしたが・・・。
「不透明な価格表示」でほんとにいいのか・・・
- 最初から多く見積って、「期間限定値引きキャンペーン!」なんてセールストークにのせられてませんか?
- 「何が必要で、何が無駄なのか」本音の部分を具体的に知りたくありませんか?
- 「メーカーも公表したくないデメリット」も聞きたいですよね?
- 家づくりを安心して任せるには、偽りのない「透明性が必要」だと思いませんか?
「正直に精一杯お客様のために働くのであれば、よりダイレクトにメリットのある方法で住宅を提供したい」
そういった想いが強くなり、ハウスメーカー勤務の後、鹿児島で分離発注の家づくりを手掛けているグループに4年間参加して、住宅の基礎から、現場監理までをしっかり学び直しました。
この経験が「クラールホーム」に繋がっています。
世界基準でみると、特殊な点が多い日本の住宅業界事情も知ってください。
エコ住宅先進国、ドイツ研修で学んだヒントもお伝えします。
(日本の気候風土に合わないもの、例えば「木製サッシ」なども、画像付きで解説してます)
ありがたいことに経験豊富な職人さんから、各商品部材の経年変化についても情報が入ってきますので、メーカーさんには怒られそうな事も、正直に話しています。
(勉強会でのみ公開しています…サイト上で公表できません…)
「無料勉強会」ではもっともっと、たくさんの事をお伝えします!
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木の断熱材ドイツ本社にも行ってきました |
手間がかかってもベストな方法を愚直にやるしかない・・・
限られたエリアですが、ご縁のあった方に、最低限の経費で満足度の高い住宅を提供することが私の使命と思っています。
「年間限定4棟」は福岡エリアでみれば微々たるもので、
ほんとうはもっとお手伝いしたいのですが…
「会社の規模が大きくなれば、それだけ固定経費もかかり、その分はお客様の負担になる」という現実を直に経験してきました。
もう、そんな家づくりは見直されるべきだと思います。
住宅会社で大手ハウスメーカーが存在するのは、日本特有です。
「たとえ組織は小さくとも、知名度は低くとも、運営経費の少なくて済むこの形態」がお客様にとってはベストだと思っています。
(同業者からは、私自らが現場に頻繁に出向いたり、経営効率は悪いと指摘されますが、いいんです・・・)
幸いにもこのような考えが、若い方を中心に少しずつですが受け入れられているのは喜ばしいことです。
昔ながらの家づくり手法の良さも忘れてはいけません。
利益を抑えた分、住宅の質を上げることも出来ます。
私が手を抜かず、精一杯ベストを尽くせば、お客様満足度の高い住宅が実現するのです。
「お客様の立場にたって」とよく言われますが、単なるスローガンでは意味がないですよね。
家づくりは施主にどれだけ寄り添えるか、 担当者次第で大きく変わります。
「数」より「質」・・・
ご縁のあった一邸、一邸を大切に・・・。
これが私の思いです。
無料勉強会でここならではの有益な情報を手にして、どこに依頼するかをじっくり見極めてください。